|
|
下館市民病院(下館市、古谷政一院長)で肝臓がん検査用の血液造影剤を投与された 市内の女性=当時70歳=が、投与直後に体に異常をきたし、一カ月後に肝不全で死亡し ていたことが6日までに分かった。病院側は「持病の肝障害が悪化した」と説明している が、遺族側は「血液造影剤の副作用ではないか。適切に処置してくれなかった」などと病院 側の対応に不信感を募らせている。
この問題は、6日の同市議会一般質問で内田哲男議員(新社会)が明らかにした。
それによると、女性は6年前にC型肝炎と診断され、同病院で年二回肝機能の検診を受 けていた。造影剤は6月13日に投与され、CTスキャナー(X線診断装置)で検査を受けた。 しかし造影剤投与直後に体の不調を訴え、検査後に血圧が50前後に低下、肝機能も高い 数値を示したという。患者は体調不良で入院。その後に肺に水がたまるなどの症状と黄だ んを併発し、7月16日に死亡した。病名は「肝不全」とされた。
内田議員は席上「患者は検査中に何度も体の異常を訴えたという。なぜ適切な処置をとらなかったのか」などと質問。古谷院長は答弁とその後の会見で、患者が検査後にだるいなどの体の症状を訴えていたことを技師が認識していたとの報告を受けたとしながらも「検査中は医師は立ち会っておらず、CTモニターにも反応はなかった」と釈明。死因には「患者は過去に何度も同じような検査を受けており、副作用は一過性。肝硬変を起こしたのが原因」と語り、対応に問題のないことを強調した。患者の長男(42)は「母は検査前は家で元気に生活していた。末期的な肝硬変であれば血液造影剤で肝がんを見つけても意味がない。検査前にはそうした説明はなかった」と話している。
http://www1.sphere.ne.jp/iba-news/newsbox/2000_9/000907/000907_2.htm
|
|